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彼の岸

かのきし
名詞
1
標準
nirvana
文例 · 用例
この岸から彼の岸へ渡るのに、六つの行があるというのが、この六波羅蜜、すなわち六度です。
高神覚昇 般若心経講義 青空文庫
心は彼の岸をと願ひて中流に棹さす舟の、よる辺なくして波にたゞよふ苦しさはいかばかりぞ。
宮本百合子 婦人と文学 青空文庫
彼の岸田右内は忠義のためとは云いながら、心得違いに見ず知らずの百姓が五十両懐中致して居りますを知って、無心を云いかけますと、彼の百姓は驚きまして争いとなり、右内は百姓の転びし上へ乗っかゝり、お主のためには換えられぬと、嚇して五十金を奪おうとする。
三遊亭圓朝 鹽原多助一代記 青空文庫
たぶんわれわれは彼の岸辺のまがりぐあい、近くの地形や環境を知りさえすれば、彼の心の深みや隠された心底を推測することができよう。
WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 森の生活――ウォールデン―― 青空文庫
恐らく、靴か何かのきしむ音が聞えたのか、彼の影の動くのが眼尻で見えたのかも知れない。
宝島 宝島 青空文庫
作例 · 標準
修行の末、ついに彼はかの岸へとたどり着き、煩悩から解放された。
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臨終の床で、彼女は静かに微笑み、かの岸への旅立ちを受け入れた。
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哲学者は、人生の究極の目標は、この苦しみの海を渡り、かの岸へと至ることだと説いた。
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