明器
めいき
名詞
標準
文例 · 用例
その上こういう発明器が果して社会に需要されるものやらどうかも疑われて来た。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
桟橋にアセチレンの照明器を灯し、またその近くに僅かばかりの炭火を貸船用の莨の火鉢に熾して、お秀は文吉の着物の裾を着たまゝで乾してやっています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
況んや金蓮の怪誕なる、明器を仮りて以て矯誣し、世を惑わし民を誣い、条に違い法を犯す。
— 田中貢太郎 『牡丹燈記』 青空文庫
況んや金蓮の怪|誕なる、明器を仮りて以て矯誣し、世を惑わし民を誣い、条に違い法を犯す。
— 田中貢太郎 『牡丹燈籠 牡丹燈記』 青空文庫
一、その間にカメラのすえつけならびに操作準備、照明器具に関する作業、マイクの操作準備、大道具の取りはずし、移動の用意など、必要に応じて、要するにいっさいの荒々しき作業を片づける。
— 伊丹万作 『演技指導論草案』 青空文庫
また明器が盛んにつくられてゐる、明器といふのは貴人の墓に葬つた所謂副葬品であつて、人物もいろ/\あり、動物その他の彫刻としての姿態、感じが實によく纏まつてゐる。
— 小野賢一郎 『やきもの讀本』 青空文庫
その二つの人影は、屋上から躯をのりださんばかりにして、何か、映画に使うような移動照明器のようなものを、動かしている。
— 海野十三 『英本土上陸戦の前夜』 青空文庫
さっきあの発明器械を使ったときは、たしかに身体が見えなくなったのに」不思議不思議と考えているうちに、博士はやっとその理由を了解した。
— 海野十三 『空気男』 青空文庫