低頭平身
ていとうへいしん
名詞動詞-サ変
標準
prostrating oneself
文例 · 用例
果せる哉、銀貨を馬に積んで居るから、金慣れた旦那、物に動ぜぬ番頭、生意氣盛の小僧どもまで、ホツと云つて目を驚かして、天から降つて來たやうに、低頭平身して、「へえ/\、へえ。
— 泉鏡太郎 『人參』 青空文庫
朔造氏が山本氏の中音の地謡を自身に張扇であしらって見せて、「ここの掛声をこういう風に一段と引っ立てて」なぞと指導している前で、囃子方諸老が低頭平身している情景なぞが記憶に残っている。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
気を呑み声を呑で「鼻」の前に低頭平身する他ありませぬ。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
不意の見参といい、ことに先刻小間使を見てさえ低頭平身した青年の、何とて本尊に対して恐入らざるべき。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
江戸の昔、或る有名な侠客は、ボロボロの百姓おやじに訪問を受けた時、わざわざ土間に降りて、低頭平身して挨拶をした。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
……むろん吾輩の方から低頭平身して仲間に入れてもらったが、その席上で友吉おやじは吾輩の前に両手を突いて涙を流した。
— 夢野久作 『爆弾太平記』 青空文庫
二人は宝玉屋に低頭平身して事情を打ちあけた。
— モウパンサン 『頸飾り』 青空文庫
自分は低頭平身してあやまらなければなるまい。
— 永井壮吉 『人妻』 青空文庫
作例 · 標準
厳しい上司の前で、彼は低頭平身して許しを乞うた。
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彼は低頭平身しながら、相手の要求をすべて受け入れた。
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どんなに権力のある人物でも、不当な要求には低頭平身すべきではない。
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