太母
たいぼ
名詞
標準
grandmother
文例 · 用例
どの家だってごく狭いのだが、一太母子は一層狭い場所に暮した。
— 宮本百合子 『一太と母』 青空文庫
志呂足は東太母子をむかえて、いと満足げにうちうなずき、「ソチたちがここへ来ることは、とうに私は知っていたよ。
— その七 石の下 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
願ってもない人が来てくれたと千代はことごとく喜んで、離れの下と二階を分け合って、入間夫婦と東太母子の四人が仲よく水入らずで暮すことになった。
— その七 石の下 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
純次は博文館の日記を開いて鉛筆で何か書いているらしかったが、もぞもぞと十四五字も書いたと思う間もなく、ぱたんとそれを伏せて、吐きだすごとく、「かったいぼう」 とほざいて立ちあがった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
ところが風よりももっとす早く、かったいぼうの手がでて来て、相変らず「ミゼラビリ・エチェレンツア」と鼻をならしつづけました。
— LYKKENS KALOSKER 『幸福のうわおいぐつ』 青空文庫
「ぜんたいぼくが零余子なんてけちな号を使わずに、堂々と佐々木与次郎と署名しておけばよかった。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
だいたいぼくはシガない客ひき番頭ですが、ともかく暮しにこまらない定職があって多少の貯金もあるほどですから、今すぐに父の財産をつぐ必要なぞないのです。
— 坂口安吾 『心霊殺人事件』 青空文庫
花売りにかったいぼう、手相見もいれば、飴屋もいる。
— 咸臨丸受取 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
その部族では、最年長の女性が「太母」として全ての決断を下す権限を持っていた。
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考古学者は、出土した土偶が豊穣を司る太母神を象徴していると推測した。
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「太母様のお導きに従いましょう」と村人たちは祈りを捧げた。
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