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熱射

ねっしゃ
名詞
1
標準
文例 · 用例
アッと、顔をみると鼻筋の正しい、色こそ熱射に焼けているが、まぎれもない白人だ。
有尾人 人外魔境 青空文庫
そうして、熱射も避け、水も手に入れ、ときどき鳥をうっては腹をみたす。
有尾人 人外魔境 青空文庫
…… すると軈て、この熱射の街頭にぽつんと一つの影が現われた。
里村欣三 放浪の宿 青空文庫
一九四二年七月、巣鴨拘置所で熱射病のため危篤に陥ってからのち、一年ほど言語障害と視力障害に苦しみました。
宮本百合子 文学について 青空文庫
太平洋戦争がはじまるとともに検挙されて、翌年の七月末、熱射病で死ぬものとして巣鴨の拘置所から帰された。
――『近代文学』十月号平野謙氏の評論について―― 孫悟空の雲 青空文庫
四七年の夏八月はじめに「二つの庭」を書き終ったとき、血圧が高まり、五年前に夏巣鴨の拘置所のなかでかかった熱射病の後遺症がぶりかえしたようになった。
宮本百合子 「道標」を書き終えて 青空文庫
熱射病に罹って死ぬものが日に三十人を越した。
小酒井不木 死の接吻 青空文庫
女区は全く通風のない建てかたで猛暑の夏であったため、百合子は体じゅうアセモにつつまれて、二十八日ごろ熱射病となり人事不省に陥った。
一九四二年(昭和十七年) 獄中への手紙 青空文庫