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込み合う

こみあう
動詞
1
標準
文例 · 用例
ただ先生自身が本当に自然研究に対する熱があって、そうして誤魔化さない正直な態度で、生徒と共に根気よく自然と取込み合うという気があれば十分である。
寺田寅彦 雑感 青空文庫
込み合う雑沓の人々も、角袖の外套や手柄をかけた日本髷や下町風の男女が、目立って交っていた。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
二 エレベーター 百貨店のひどく込み合う時刻に、第一階の昇降機入り口におおぜい詰めかけて待っている。
寺田寅彦 蒸発皿 青空文庫
込み合う電車のなかで、新聞を拡げている彼の頭脳には、今朝立ったお今の印象さえ、もう忘られかけていたが、帰ってからの女の身のうえのどうなって行くかが、何となし興味を惹いた。
徳田秋声 青空文庫
其前の空地も隨つて狹いので後から/\と車は込み合うた。
長塚節 菜の花 青空文庫
「だいぶ込み合うな」と甲野さんは室内を見廻わしながら云う。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
出口が込み合うからと思って、純一は暫く廊下に立ち留まって、舞台の方を見ていた。
森鴎外 青年 青空文庫
そろそろ花見どきに近づいて、どこの宿屋も江戸見物の客で込み合う頃であるのに、ことしは田舎の人の出が遅いとかいうので、広い佐野屋の二階も森閑としていた。
岡本綺堂 籠釣瓶 青空文庫
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