王物
おうもの
名詞
標準
king
文例 · 用例
この長賦の梗概は大正三年二月十日の『日本及日本人』、猪狩史山氏の「ラーマ王物語」を見て知るべし、余も同年八月の『考古学雑誌』に「古き和漢書に見えたるラーマ王物語」を載せた。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
『垂加文集』に〈庚申縁起、帝釈猿を天王寺に来たらしむ云々、これ浮屠通家説を窃みこれを造るのみ〉とあれど、遠く三国時代に訳された『六度集経』に、羅摩王物語を出して猴王(スグリヴァ、上出)衆を率い海に臨み、以て渡るなきを憂う。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
譯者は茲に本篇『アーサー王物語』に於て、アングロサキソン人種をして眞に偉大なる國民たらしめたる、更に重要にして根本的なる其性格理想の幾分を諸子に紹介するの機を得たるを悦ぶ。
— KING ARTHUR'S ROUND TABLE 『アーサー王物語』 青空文庫
わが国のアーサー王物語の主人公ともいうべき、義経の書いたものだという伝説のある、奇妙な高札が日本のある寺院(須磨寺)に現存している。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
教室に這入ると、女の子達はてんでに宿題のリヤ王物語を読んでいた。
— 林芙美子 『泣虫小僧』 青空文庫
「田崎さん、随分お休みなすったのね、今日は試験があンのよ……第十四課のリヤ王物語ね、あれを読まされるのよ……」 啓吉ははにかんで、ランドセールを降ろすと、さっそく読本を出して見た。
— 林芙美子 『泣虫小僧』 青空文庫
突然ひょうきんな田口七郎兵衛という酒屋の子供が、「第十四課、リヤ王物語、リヤ王はもう八十の坂を越えた生れつき烈しい気性の上に、年とともに老の気短さが加わってちょっとした事にも怒り易くなっていた。
— 林芙美子 『泣虫小僧』 青空文庫
プーシュキンの「スカーズカ、ツアリ・サルターン」〔「サルタン王物語」〕をあげる。
— 一九二七年(昭和二年) 『日記』 青空文庫
作例 · 標準
例句