誰彼なしに
だれかれなしに
表現
標準
to whomever
文例 · 用例
」と、無遠慮に云うので、初めてバーのマダムの如く、愛想のよい笑いを浮べながらも、心の中では……妹がこんなに誰彼なしに、媚態を見せても大丈夫なのかしらと、恨みを忘れて、美沢のためにハラハラするのであった。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
ワシリーサ・カシュパーロヴナにかかつては、誰彼なしに、青菜に塩も同様だつたから。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
けれども、この頃誰彼なしに「生めよ、ふやせよ」と云われているような風潮に対して、子供を持つことの出来ない女性たちも何かの意味で社会の役に立ちたいと希う心持が語られているので、目にとまります。
— 宮本百合子 『ルポルタージュの読後感』 青空文庫
」「ほんとに、どうしてああ誰彼なしに寄せつけながら、その癖、自分の振舞いにちゃんと節度を保つことが出来るのでしょうね。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
それから台所をちょっと覗いて、召使たちが満足な物を食っているかどうかと調べるような顔をして、玉菜汁と粥を鱈腹つめこみ、一同を誰彼なしに、手癖が悪いの、身持がよくないのと罵りちらしておいてから、自分の部屋へと戻った。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
馬車に乗って巡視をしながらも、誰彼なしに言葉をかける。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
彼はがんがんと騒ぎたてて、誰彼なしに喰ってかかる始末です!
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
オクサーナはすつかり上機嫌で、にこにこしながら、誰彼なしに相手にしては無駄口を叩いて、ひつきりなく笑ひころげた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
作例 · 標準
この情報は、誰彼なしに伝えても構いません。
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私は誰彼なしに話しかけるのが苦手だ。
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道行く誰彼なしに、道を聞いて回った。
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