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首根っこ

くびねっこ
名詞
1
標準
scruff of the neck
文例 · 用例
私は黒の背広の上に薄緑のレーンコートをつけ、白の運動帽をかぶった上から、浴室用の厚いタオルをかぶり、それも吹き飛ばされないために、その首根っこを、また一つの手薄なタオルで、後ろからキッと引き締めて、首で結んで、あまりを長く垂らした、まるで白い兜を冠った川中島の信玄といった風である。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
その膨れて張った、すべすべとつやつやとした美女の生肌の、丸太の首根っこに、灰銀色の旋転光の截断刃が、物の気持ちよく、それも音もなく、(恐らく澄心の極とはこうした無音だろう。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
指でちょいと、ペチカの方を、そして私が茶目ると、赤いおやじさんがぽんぽんと片手でその首根っこを叩いた。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
」 爺さん、いよいよ赤い顔をして、また首根っこを叩いた。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
桃いろの首根っこだ。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
お八重から巻き上げた金はあり、惚れた女のそばに居て、しん吉はいい心持に浮かれていたのですが、お定まりの痴話喧嘩で、もう帰るとか何とか云って、雨の降るなかへ飛び出したのが因果、丁度わたくしの眼にかかって、忽ち首根っこを押さえられました。
二人女房 半七捕物帳 青空文庫
そこには倉地がいて葉子の首根っこに腕を回して、膝の上に一方の足を乗せて、しっかりと抱きすくめていた。
有島武郎 或る女 青空文庫
それじゃ、こうしてくれる……」 私はすきを見て、相手の細っこい首根っこを両指につまみあげようとして、その瞬間自分が今争っているのは、草色の背をした小さな秋の虫ではなく、私自身の胸の奥に巣くっている反抗心そのものであるような気がしたので、そのままそっと指を引っこめてしまった。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
作例 · 標準
悪さをした子供の首根っこを捕まえて、近所の頑固おやじが叱り飛ばしている声が聞こえる。
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泥酔して暴れる客の首根っこを掴み、用心棒が裏口から外へ放り出した。
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背後から忍び寄ってきた男に首根っこを押さえつけられ、身動きが取れなくなってしまった。
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