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聞き物

ききもの
名詞
1
標準
something worth hearing
文例 · 用例
当り前に正しくすこし前下がりに冠るのは、当り前のすこし前下がりの外出の場合であるが、横っチョに冠るのは見もの聞き物に這入る場合、カフェーの中では阿弥陀に冠り、運動遊戯ではうしろ向きにかぶる。
夢野久作 街頭から見た新東京の裏面 青空文庫
「其れは聞き物だな」、一同がおだてると、其の話しは次の様であつた。
尾崎放哉 俺の記 青空文庫
これは聞き物だ」「まず身分を考えるがいい」「うん、身分か、能役者よ」「観世宗家の一族ではないか」「ああまずそういったところだな」「観世宗家と来た日には、五流を通じて第一の家柄、楽頭職として大したものだ。
国枝史郎 名人地獄 青空文庫
お差し支えなくばいざご主人、お名のり置かれくださるよう」 すると五右衛門もその尾につき、「いかにもこれは聞き物じゃ。
国枝史郎 蔦葛木曽棧 青空文庫
あの時のお話では、おかみさんは三年前|亡くなったようなお話でしたけれど、なんだかあてになりませんね」「ナニ、嘘をつくものか、おかみさんなんぞはありゃしねえ」「それがやっぱり嘘でございますよ」「それじゃなにか、俺におかみさんがあるというのかね」「ありますとも、大ありです」「こいつは聞き物だね。
市中騒動の巻 大菩薩峠 青空文庫
女どうしの会話はこの夜泣石同様聞き物というよりも見物だ。
佐々木邦 ぐうたら道中記 青空文庫
「明烏」や「蘭蝶」は、もちろん聞き物だが、その弟の宮古太夫とかけ合いの「膝栗毛」がまた絶妙、第一この兄弟の風采が弥次さん喜多さんそっくり、晩年にはむしろこの種のチャリを得意にしていた。
山本笑月 明治世相百話 青空文庫
世話講談では邑井一、低声であったが味のある老練の話振り、「大岡政談」は聞き物であった。
山本笑月 明治世相百話 青空文庫
作例 · 標準
今夜のコンサートの後半で演奏される新曲は、まさに聞き物ですよ。
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「ほう、あの二人の舌戦はなかなか聞き物だったね。どちらも一歩も引かなかった」
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この落語家の十八番である『芝浜』は、何度聴いても飽きない聞き物だ。
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