盗者
とうしゃ
名詞
標準
文例 · 用例
熊か、狼にでも食われたか、牛盗者か、後生者にか――血眼になって騒いでいるに相違ない。
— Ocean の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
これによって見ると、彼は窃盗を罪するより盗者の心を労わることを重しとするのである。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
理平もお槙も、その後、亀田がほんとの窃盗者でないことは、うすうす感じていたのであったが、そういう階級の人間に、何らの同情も介意もしない富豪通有の冷淡さが、彼らにもあって、いいかげんに放念していたのである。
— 吉川英治 『かんかん虫は唄う』 青空文庫
何年か前、私がここにいたときも、その筋の常習窃盗者がいましたね」「確かに。
— A Front of Brass 『鉄面皮』 青空文庫
殺人と窃盗ばかりがあって、殺人者、窃盗者は影も形もないのである。
— 江戸川乱歩 『孤島の鬼』 青空文庫
戸可十萬、其俗殺人強盜及姦皆死、盜者計贓酬物、無財者沒身爲奴、自餘輕重、或流或杖、毎訊究獄訟、不承引者、以木壓膝、或張強弓以弦鋸其項、或置小石於沸湯中、令所競者探之、云理曲者即手爛、或置蛇瓮中令取之、云曲者即螫手矣。
— 魏徴 『隋書倭國傳』 青空文庫