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乱調子

らんちょうし
名詞
1
標準
confusion
文例 · 用例
人混を縫って歩きながら夜店の側に立ち止ったり、青年の進み方は不規則で乱調子になって来た。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
歩き方が乱調子になって来た青年の姿を見失うまいとして、かの女は嫌でも青年に近く随いて歩かねばならなかった。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
秀吉、家康は勿論の事、政宗にせよ、氏郷にせよ、少し前の謙信にせよ、信玄にせよ、天下麻の如くに乱れて、馬烟や鬨の声、金鼓の乱調子、焔硝の香、鉄と火の世の中に生れて来た勝れた魂魄はナマヌルな魂魄では無い、皆いずれも火の玉だましいだ、炎々烈々として已むに已まれぬ猛※を噴き出し白光を迸発させているのだ。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
これを機掛に、蝶吉は人形と添寝をして少し取乱したまま、しどけなく、乱調子に三階から下りて来て、突然、「どこにさ、」と嬰児の強請るようにいいながら、人前を澄した顔。
泉鏡花 湯島詣 青空文庫
つまり、経済界が乱調子になったことでありますが、こういう世の中の行き詰まった折から「貧窮人騒ぎ」というものが突発して来ました。
一度家に帰り父に誡められたはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
実は今から三十分ほど前、リット少将の副官から電話がかかってきて、『飛行島の三十六基のエンジンのうち、調子の合わないものが二三あるらしく、司令塔のメートルをみていると、あるところへ来ると、変な乱調子が起る。
海野十三 浮かぶ飛行島 青空文庫
乱調子の傾向はみとめられません」 フイリッピン人カラモ――ではないわが川上機関大尉は、傍に立つフランク大尉とケント兵曹とを全然気にしていないものの如く、相変らずエンジンの操作に当っていた。
海野十三 浮かぶ飛行島 青空文庫
どっどっどっと遠いところからつなみでも押しよせて来るような音が身体の奥にきこえ、それがだんだん近く大きくなり、やがて心臓が破れんばかりの乱調子で狂いはじめるのだ。
島木健作 青空文庫
作例 · 標準
会議は最初から乱調子で、議題が全く進まなかった。
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今日の彼のピッチングは乱調子で、四球を連発してしまった。
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株価の乱高下に市場は乱調子となり、投資家たちは冷静な判断を失った。
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