竜華
りゅうげ
名詞
標準
文例 · 用例
江尻も興津も直きそこだし、まだ知りませんが、久能山だの、竜華寺だの、名所があって、清見寺も、三保の松原も近いんですから、」 富士の山と申す、天までとどく山を御目にかけまするまで、主税は姫を賺して云った。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
羽衣の松竜華寺の探勝ともにまた清閑極りなし。
— 北原白秋 『海阪』 青空文庫
東海道を行つた間、月日を詳にすべきものは、先づ三月二日に竜華寺の対岸を過ぎたことである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
「岡本醒廬勧余過竜華寺曰。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
既に老後醒翁と号したとすれば、茶山のために竜華寺の勝を説いた岡本醒廬も或は同人ではなからうか。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
翌日も約束通り一人で三保と竜華寺を見物して、京都へ行ってから安井に話す材料をできるだけ拵えた。
— 夏目漱石 『門』 青空文庫
弥勒世尊、翅頭末城外の金剛荘厳道場竜華菩提樹下で成道する。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
二 ちょうどそれと反対なのは、竜華寺にある樗牛の墓である。
— 芥川龍之介 『樗牛の事』 青空文庫