又と
またと
副詞
標準
(never) again
文例 · 用例
彼はその蘭人の恩を忘れぬ美しい心が又となく嬉しく思はれた。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
私は飯田から二里ばかりある、時又といふ船の出るところまで、車を走らせた。
— 小島烏水 『天竜川』 青空文庫
ほかの奴等に、又とない、ええ薬となりますぞ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
一時間ばかり前に、飛ぶように這入って飛ぶように出てきた石畳の小路を、又とぶように歩いて行った。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
サル又と襦袢だけの者。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
こんな旅人とこんな見送り人とは、東京駅の長い歩廊にも恐らく又とはゐまい。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
およそ世の中に、これだけの機能の備わっている道具は、又とあるでしょうか。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
ばけもの奇術師が、よく十二三位までの女の子を、変身術だと申して、ええこんどは犬の形、ええ今度は兎の形などと、ばけものをしんこ細工のように延ばしたり円めたり、耳を附けたり又とったり致すのをよく見受けます。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
作例 · 標準
こんなに美味しい料理は、人生で又と味わうことはできないだろう。
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あの日、海に沈んでいった指輪は、私の手元に又と戻ってくることはなかった。
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若さゆえの過ちは、一度きりの人生で又と繰り返してはならない教訓となった。
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