麻の葉
あさのは
表現名詞
標準
family crest shaped as a hemp leaf
文例 · 用例
馬場の足もとに、真赤な麻の葉模様の帯をしめ白い花の簪をつけた菊ちゃんが、お給仕の塗盆を持って丸く蹲って馬場の顔をふり仰いだまま、みじろぎもせずじっとしていた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
やはり普通の若い女が締める派手な帯で、青と紅とむらさきと三段に染め分けた縮緬地に麻の葉模様が白く絞り出されてあった。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
更に不思議なことは、おみよは阿母と一緒に家を出た時と同じ服装をしているにも拘らず、その麻の葉の帯が見えなかった。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
「十日ばかり前に来たときに、その娘は麻の葉絞りの紅い帯を締めていなかったかね」と、半七は訊いた。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
おみよは台所の梁に麻の葉の帯をかけて縊れていた。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
黄八丈、蚊がすり、藍みじん、麻の葉、鳴海しぼり。
— 太宰治 『古典竜頭蛇尾』 青空文庫
さも旅疲の状見えて、鼠地の縮緬に、麻の葉|鹿の子の下着の端、媚かしきまで膝を斜に、三枚襲で着痩せのした、撫肩の右を落して、前なる桐火桶の縁に、引つけた火箸に手をかけ、片手を細りと懐にした姿。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
」 暗い中から白い服装、麻の葉いろの巻つけ帯で、草履の音、ひた――ひた、と客を見て早や用意をしたか、蟋蟀の噛った塗盆に、朝顔茶碗の亀裂だらけ、茶渋で錆びたのを二つのせて、「あがりまし、」 と据えて出し、腰を屈めた嫗を見よ。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
作例 · 標準
麻の葉の例文
標準
motif made from entwined hexagons
作例 · 標準
麻の葉の例文