百日紅
さるすべり異読 ひゃくじつこう・しび・サルスベリ
名詞多音語
標準
crape myrtle (Lagerstroemia indica)
文例 · 用例
紫薇 猿滑りとは其幹の攀ぢがたく見ゆるよりの名なるべく、百日紅と呼び半年花と呼ぶは其花の盛り久しきよりの称なるべし。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
」「百日紅の根に丸い石があるでしょう。
— 国木田独歩 『恋を恋する人』 青空文庫
少女は神崎の捨てた石を拾って、百日紅の樹に倚りかかって、西の山の端に沈む夕日を眺めながら小声で唱歌をうたっている。
— 国木田独歩 『恋を恋する人』 青空文庫
杉の生垣をめぐると突き当たりの煉塀の上に百日紅が碧の空に映じていて、壁はほとんど蔦で埋もれている。
— 国木田独歩 『河霧』 青空文庫
父には五つの歳に別れまして、母と祖母との手で育てられ、一反ばかりの広い屋敷に、山茶花もあり百日紅もあり、黄金色の茘枝の実が袖垣に下っていたのは今も眼の先にちらつきます。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
魂なんど守護するやうに―― たゞ四角なる辻の夜警のあたりに、ちら/\と燈の見えるのも、うら枯れつゝも散殘つた百日紅の四五輪に、可恐い夕立雲の崩れかゝつた状である。
— 泉鏡太郎 『間引菜』 青空文庫
「其處に居る、……其の百日紅の左の枝だ。
— 泉鏡太郎 『湯どうふ』 青空文庫
……土塀の崩屋根を仰いで血のような百日紅の咲満ちた枝を、涼傘の尖で擽ぐる、と堪らない。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
作例 · 標準
夏の公園には、鮮やかなピンク色の百日紅の花が咲き乱れていた。
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百日紅の木は、樹皮が滑らかなため「猿滑」とも書かれる。
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我が家の庭の百日紅は、今年も見事に大輪の花を咲かせた。
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標準
monkey jump (endgame move)
作例 · 標準
将棋の終盤、相手の玉を詰めるために彼は百日紅の手を使った。
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あのプロ棋士は、百日紅の局面で逆転の一手を放つのが得意だ。
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まさか、こんなに不利な状況から百日紅で勝ち筋を見つけるとは驚きだ。
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