常侍
じょうじ
名詞
標準
文例 · 用例
歳月漸く移つて後漢の桓帝の十八年に中常侍を苦縣に遣つて老子を祠り、其翌年天子親祠したのが老子を神扱ひにした最初であらう。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
ほかに高さ五|尺ほどの銅人が数十も立っていて、いずれも朱衣、大冠、剣を執って整列し、そのうしろの石壁には殿中将軍とか、侍郎常侍とか彫刻してある。
— 捜神記(六朝) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
この歌会以外、いろんな場合に、舎人・采女が天皇即、神なる天皇に、常侍して居て、地方に帰つて後、宗教的の生活をするのであるから、宮廷の風が伝つて、宗教的の統一が行はれた。
— 折口信夫 『古代人の思考の基礎』 青空文庫
照々として、公明な御心をもて、暫時、お聴きくださいまし」「なんじゃ」「ほかでもありませんが、君側の十|常侍らのことについてです」 十常侍ときくと、帝のお眸はすぐ横へ向いた。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫
なんできょうに限って、突然そんなことを云いだすのか」「いや、十常侍らが政事を紊して帝の御徳を晦うし奉っている事はきょうのことではありません。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫
たとえば、こんどの黄巾の乱でも、その賞罰には、十常侍らの私心が、いろいろ働いていると聞いています。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫
十常侍というのは、十人の内官のことだった。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫
ここぞと、張均は、「十常侍らを獄に下して、その首を刎ね、南郊に梟けて、諸人に罪文と共に示し給われば、人心おのずから平安となって、天下は」 云いかけた時である。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫