洒堂
洒堂
名詞
標準
文例 · 用例
芭蕉は「発句は頭よりすらすらと言い下し来たるを上品とす」と言い、門人|洒堂に教えて「発句は汝がごとく物二、三取り集むる物にあらず、こがねを打ちのべたるごとくあるべし」と言えり。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
洒堂の句の物二、三取り集むるというは鳩吹くや渋柿原の蕎麦畑刈株や水田の上の秋の雲の類なるべく、洒堂また常に好んでこの句法を用いたりとおぼし。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
しかれども洒堂のこれらの句は元禄の俳句中に一種の異彩を放つのみならず、その品格よりいうも鳩吹、刈株の句のごときは決して芭蕉の下にあらず。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
その洒堂を誨えたるもこれらの佳作を斥けたるにはあらで、むしろその濫用を誡めたるにやあらん。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
されどここに言える取合せとは二種の取合せをいうものにして、洒堂のごとく三種の取合せをいうにあらざるは、芭蕉の句、許六の句を見て明らかなり。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
凡兆の句複雑というほどにはあらねど、また洒堂らと一般、句々材料充実して、かの虚字をもって斡旋する芭蕉流とはいたく異なり。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
芭蕉は「発句は頭よりすらすらと云下し来るを上品とす」と言ひ、門人|洒堂に教へて「発句は汝が如く物二、三|取集る物にあらず、こがねを打のべたる如くあるべし」と言へり。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
洒堂の句の物二、三取集るといふは鳩吹くや渋※原の蕎麦畑刈株や水田の上の秋の雲の類なるべく、洒堂また常に好んでこの句法を用ゐたりとおぼし。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫