初生児
しょせいじ
名詞
標準
newborn baby
文例 · 用例
そして私の座ぶとんの上へおろして、その上で人間ならば産婆のすべき初生児の操作法を行なおうとするのである。
— 寺田寅彦 『子猫』 青空文庫
君の兄上の初生児も取られていた。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
その花の蔭の黒いジメジメした土の上に初生児の頭ぐらいの白い丸いものが見えます。
— 夢野久作 『卵』 青空文庫
初生児の意識の如きは明暗の別すら、さだかならざる混沌たる統一であろう。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
本常陸国の農家の子で、地方に初生児を窒息させて殺す陋習があったために、まさに害せられんとして僅に免れたのだそうである。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
又|初生児の行末を謀り、之を坊主にしても名を成さしめんとまでに決心したるその心中の苦しさ、その愛情の深さ、私は毎度この事を思出し、封建の門閥制度を憤ると共に、亡父の心事を察して独り泣くことがあります。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
鬱散養生とあれば花見も宜し湯治も賛成なり、或は集会宴席の附合も自から利益なれども、其外出するや子供を家に残して夫婦の留守中、下女下男の預りにて、初生児は無理に牛乳に養わるゝと言う。
— 福沢諭吉 『新女大学』 青空文庫
アメリカの大都市の産院ではこの間違いを防ぐ為に、初生児の指紋は取り悪いから、蹠紋を取ることにしています。
— 甲賀三郎 『血液型殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
新生児室には、たくさんの初生児が温かい毛布に包まれていた。
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