吹き上がる
ふきあがる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to be blown up (into the air)
文例 · 用例
箱根の峠を越した後再び丹沢山大山の影響で吹き上がる風はねずみ色の厚みのある雲をかもしてそれが旗のように斜めになびいていた。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
そして、自分に何か余計なものかもしくは足りないもののありそうな遺憾が間歇泉のように胸に吹き上がる。
— 岡本かの子 『娘』 青空文庫
街を歩く人の息は、弾を打った後の銃口のように、あちこちから白く吹き上がる。
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫
いつか焚火も踏み消され、川面を渡って吹き上がる嵐に、蹴散らされた雪が鵞毛の如く、濛々と四方に渦を巻く。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
昨夜来たばかりの彼女は珍らしく今朝から老母に代つて早起して甲斐々々しく絣の鯉口の上つ張りを着て、心持寝乱れの赤い手柄の丸髷に姉さん冠りをして、引窓の下の薄明るい竈の前に、形よくしやがんで、吹き上がる釜を見詰めてゐた。
— 宮地嘉六 『煤煙の臭ひ』 青空文庫
現実を受け容れようとすれば、逃れるべくもなく吹き上がる情動――多分それは政治的な行動には不可欠ですらある――が一緒についてきてもおかしくはない。
— ジョージ・オーウェル George Orwell 『ナショナリズムについての覚書』 青空文庫
・安宿のざくろたくさん花つけた □・六月六日、こゝにおちついた雨(追加) 蠅取紙・大きな声で死ぬるほかない 鑿泉工事・掘りさげる土の底からふきあがる 鮮人ルンペン 拾ふことの、生きることの、袋ふくれる 六月廿八日 同前。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
ふきあがる水蒸気は道灌山をいっぱいにつつんでしばらくは夜のようにくらくなりましたが、やがてその蒸気が一陣の風にとびちると、のこるのはもとの草とやぶばかり、道灌山の広場には、水一滴こぼれたあともありません。
— 野村胡堂 『幻術天魔太郎』 青空文庫
作例 · 標準
火山の噴火で、大量の黒煙が空に向かって勢いよく吹き上がった。
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強い風が枯れ葉を巻き上げ、道路の端に吹き上がっていった。
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工場の煙突から、白い水蒸気が高く吹き上がるのが見えた。
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標準
to spout up (of water, steam, etc.)
作例 · 標準
地下水が勢いよく吹き上がり、地面から噴水のように湧き出した。
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蒸気機関車の安全弁から、白い蒸気が音を立てて吹き上がった。
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海底火山の活動で、熱水が海中から激しく吹き上がっていた。
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