置いてきぼり
おいてきぼり
名詞
標準
leaving someone behind
文例 · 用例
この深山で置いてきぼりを食っては、麓へ降りる道も分からないではないか。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
そして、哀れな智子を置いてきぼりにして、忽ち赤い尾燈を鳶色の雨闇の奥へ※ませながら消えて行った。
— 渡辺温 『或る母の話』 青空文庫
……泣きっ面なんかしてると汽車の中へ置いてきぼりにしちゃうから!
— 渡辺温 『父を失う話』 青空文庫
あなた方が泳ぎはじめると、直ぐに『眩暈がする』と仰有って、宿に戻ったのですけれど、それっきり皆を置いてきぼりにして家へ帰ってしまったらしいの。
— ――夫婦哲学―― 『花嫁の訂正』 青空文庫
本牧に連れていって勝治に置いてきぼりを食らわせたのも、こいつだ。
— 太宰治 『花火』 青空文庫
おばはんとうとう出て行きよったが、出て行きしな、風呂敷包持って行ったンはええけど、里子の俺は置いてきぼりや。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
」「置いてきぼりかい、いやだなア。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
ただ置いてきぼりにされた幼い霊が泣いてゐるばかり、金の絃の顫音さへはてはやんで了つた。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
作例 · 標準
例句