真ん前
まんまえ
名詞-の形容詞副詞頻度ランク #44082 · 青空 20 例
標準
right in front
文例 · 用例
その赤坊の真ん前に腰掛けてゐるのは女の先生で、尤も先生だといふことは翌朝になつて分つたので、一寸見た所では薬専か歯科医専の生徒だらうと思はれた。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
こんな事を、幾分かの注意を払って見た為めに、歩調が少し緩くなって、家の真ん前に来掛かるまでに、数秒時間の余裕を生じた。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
そして丁度真ん前に来た時に、意外にも万年青の鉢の上の、今まで鼠色の闇に鎖されていた背景から、白い顔が浮き出した。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
北側の窓の真ん前には、建築混凝土用の捲揚機が組まれて、大規模の工場が建築されかけていた。
— 佐左木俊郎 『都会地図の膨脹』 青空文庫
構わぬわッ、斬れ斬れッ」「打ッた斬って吠え面掻かしてやれッ」 半分は脅すつもりもあったらしく、黒鞘の大刀を横にヒネってプツリ鯉口切ったところを、「こりゃ下郎々々…」 気味わるく静かにうしろから呼びかけて、のっそりと主水之介がその顔の真ん前へ立ちはだかると、あとは無言でした。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
命ぜられたまま、扉に近く扉の方に向いてこのうすべりの上に坐っていたが、その扉は上下が鉄板でその間が鉄の格子になっていて、しかも僕の室のすぐ真ん前に看守がテーブルを控えて突っ立っているので、絶えず監視されているという不愉快が、その看守の大して意地悪そうでもない平凡な顔をまでも妙に不愉快にさせる。
— 大杉栄 『獄中記』 青空文庫
今一人は、大野某という男で、多分その前年に起った東京市電従業員のストライキの際首になったとかいうことであったが、私の真ん前の机に腰をかけ泣き声を出してリーダアを読んでいた。
— ――獄中手記―― 『何が私をこうさせたか』 青空文庫
真ん前に、紋付羽織袴で畏つて坐つてる男のひと……変だなあ、こんなひとだつたか知ら?
— 岸田國士 『荒天吉日』 青空文庫
作例 · 標準
信号待ちをしていると、真ん前を派手な宣伝カーが通り過ぎていった。
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憧れのアーティストがステージの真ん前にやってきて、心臓が飛び出しそうだった。
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新しくできたカフェは、駅の出口の真ん前という絶好のロケーションにある。
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