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刈り穂

かりほ
名詞
1
標準
harvested grain
文例 · 用例
脱衣場の窓の外はもうたそがれて、庭の椿の花が夕闇の中にぽっかりほの白く泛んでいた。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
その病後の療養に、私は小田原の御幸ヶ|浜へ一と月ばかりほど転地していたことがあった。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
そのうちに八つの尾の中の、中ほどの尾をお切りつけになりますと、その尾の中に何か固い物があって、剣の刃先が、少しばかりほろりと欠けました。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫
「あの医者は、銭ばかりほしがって、銭が少しだと、来てけねえもね。
佐左木俊郎 青空文庫
――初夏の朝は、いつかもうすつかりほのぼのと明け放れて、長閑な海の上からは朝漁に出発する発動機船の音が颯々と響いてゐた。
牧野信一 海路 青空文庫
この回り道をした点が、やはりむっつり右門の少しばかりほかの連中とは違った偉いところで、今までもしばしば紹介いたしましたからめての戦法――事にのぞんでつねにかれの選ぶあのからめての戦法にもとづいたものでした。
血染めの手形 右門捕物帖 青空文庫
と言へばあなたはすつかりほんたうになさるでせう。
竹久夢二 砂がき 青空文庫
失礼な申し分かも知れませんが若い娘共に只悲し味と云うものばかりほか注ぎ込んで下さらないのなら、どうぞ筆をお持ちになることをやめて下さいまし。
宮本百合子 現今の少女小説について 青空文庫
作例 · 標準
「秋の風が吹くと、軒先に干した刈り穂のいい香りが漂ってくるなあ」
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万葉の歌人は、雨に濡れる刈り穂の情景を寂しげな言葉で詠んだ。
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田んぼの隅に積み上げられた刈り穂の上で、子供たちが楽しそうに遊んでいる。
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