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掻き掻き

かきかき
名詞
1
標準
文例 · 用例
つんのめり、這いあがり、ずり落ち、木の根にすがり、土を掻き掻き、少しずつ少しずつかず枝のからだを林の奥へ引きずりあげた。
太宰治 姥捨 青空文庫
おら堪んなくなって、ベソを掻き掻き、おいおい恐怖くって泣き出したあだよ。
泉鏡花 海異記 青空文庫
」小菅は頭を掻き掻き言つた。
太宰治 道化の華 青空文庫
八蔵は頭を掻き掻きありし事ども物語れば、銀平は、驚きつまた便を得つ、「ふむ、それでは下枝は滑川の八橋楼に居るんだな。
泉鏡花 活人形 青空文庫
頭を掻き掻き八戒が現われる。
―沙門悟浄の手記― 悟浄歎異 青空文庫
ある日もド・モルガンが音楽の事で、何か冗談をいふと、弟子は頭を掻き掻き言ひわけをした。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
役人、商人、芸妓、学生……さういふ連中は大事な瀬戸物を毀しでもしたやうに、てんでに頭を掻き掻き、博士の前へ出て来る。
大正七(一九一八)年 茶話 青空文庫
まるで幽霊にでも出会ったような気持ちで、何はともあれ無事を祝し合った訳でしたが、それにしても、どうしてコンナに突然に帰って来られたのかとお尋ねしますと、正木先生は昔にかわらぬ磊落な態度で、頭を掻き掻きこんなお話をされました。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫