首ったけ
くびったけ
形容動詞名詞
標準
deeply in love with
文例 · 用例
矢野(弦光)の、通俗、首ったけな惚れかたを、台町の先生に直ぐ取次いだところ、「好かろう。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
乗竹春隆は「乗竹」をもじった「首ったけ」侯爵という綽名をつけられていて、十番館の定連だった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
一つには、そんなことぐらいで謹慎するには、この「首ったけ」侯爵は余りにも陽子に首ったけであった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
いわば、首ったけ侯爵などと綽名されるような、純情な甘さの中に、女たらしの押しの強さをかくしていたのだ。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
そうだろうね」 昨夜首ったけ侯爵の春隆とてっきりだった――それが陽子の心境を変えてしまったのだと、京吉の眼は言葉のように針を含んでいた。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
十 この唇……この耳……この首筋……この肩……この手……この胴……この腰……この足……をあの首ったけ侯爵が髭の剃り跡のような青い触感と蛇の動きにも似たリズムで濡らしたのか、――という視線で陽子の体をジロジロなめまわしているうちに、京吉の眼は次第に妖しく据って、ジリジリ迫る男の眼になっていたのだ。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
」「だって陽子昨夜キャッキャッじゃなかったじゃねえか」 一人寂しく寝るという意味を「キャッキャッ」に含ませて、昨夜は首ったけ侯爵に許したじゃないか――と、なおも迫ると、「違うわよ。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
ファーガソンが首ったけなのはまるわかりだ。
— THE ADVENTURE OF THE SUSSEX VAMPIRE 『サセックスの吸血鬼』 青空文庫
作例 · 標準
彼は彼女に首ったけで、毎日彼女のことばかり考えている。
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高校生の時、私はアイドルに首ったけで、部屋中にポスターを貼っていた。
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部長はゴルフに首ったけで、週末は必ずゴルフ場に出かけている。
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