話の腰を折る
はなしのこしをおる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to interfere
文例 · 用例
姉のお国は調布の女郎屋へ売ってしまい、妹のお三は府中の喜多屋という穀屋へ子守奉公に出しているのだそうです」「その喜多屋へお化けが出るんですか」と、わたしは話の腰を折るように訊いた。
— 二人女房 『半七捕物帳』 青空文庫
――貴君はいくつだね」「おい……」 話の腰を折るように、その時新兵衛が、向うの暗い部屋から顔だけ出すと、頤をしゃくって言った。
— 佐々木味津三 『山県有朋の靴』 青空文庫
話の腰を折るなら、もうやめじゃ。
— 芥川龍之介 『偸盗』 青空文庫
そして時々人々の話の腰を折るやうに、「おかみさん、お茶をくんな」と大きなことを言つたりして威張り返つてゐた。
— 坂口安吾 『竹藪の家』 青空文庫
話の腰を折ることになるが、――尤、腰が折れて困るといふ程の大した此話でもないが――昔の戯作者の「閑話休題」でかたづけて行つた部分は、いつも本題よりも重要焦点になつてゐる傾きがあつた様に、此なども、どちらがどちらだか訣らぬ焦点を逸したものである。
— 折口信夫 『鏡花との一夕』 青空文庫
三崎町で聞けば判る」 平次は其處まで聞くと、老僧の話の腰を折るやうに立ち上がりました。
— 傀儡名臣 『錢形平次捕物控』 青空文庫
三崎町で聞けば判る」 平次はそこまで聞くと、老僧の話の腰を折るように立上がりました。
— 傀儡名臣 『銭形平次捕物控』 青空文庫
レベジャートニコフはこの一幕の間、話の腰を折るまいとして、ずっと窓の傍に立ったり、部屋の中を歩き回ったりしていた。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫