叙す
じょす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to relate
文例 · 用例
この風物を叙するために、特に「麦林寺」という固有名詞を出したのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
或る風物を叙する代りに、特に或る特殊な固有名詞を使用するのは、昔から和歌や俳句に多く見るところで、日本の詩の独特な技巧である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
一般に詩や俳句の目的は、或る自然の風物情景(対象)を叙することによって、作者の主観する人生観(侘び、詩情)を咏嘆することにある。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
彼は自然風物の外景を叙す場合にも、常に主観の想念する咏嘆の情操が先に立っている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
それゆえ彼等は悠久に山と共に鎮り、峯に纏って哀愛の情を叙することができる。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
つまりはヘレン・ケラーが雪景色を描き、秋の自然の色彩を叙すると同じではあるまいか。
— 寺田寅彦 『鸚鵡のイズム』 青空文庫
だから彼は、威海衛の大攻撃を叙するにあたって熱を帯びた筆致を駆使し得ているのである。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
作者は日本語を使つて今茲に法廷の模様を写生しつつあるのだから、日本の裁判官の審理振を叙するものとして読者は迎へるかもしれないが、それは読者の早合点である。
— 平出修 『公判』 青空文庫
作例 · 標準
その冒険家は、困難な旅の体験を詳細に叙した。
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昔話の語り部は、登場人物たちの心情を巧みに叙して、聴衆を引き込んだ。
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彼の自伝には、幼少期の思い出が感動的に叙されている。
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標準
to confer (a rank)
作例 · 標準
王は、長年の忠誠を称え、彼に男爵の位を叙した。
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その功績により、彼は特別に勲章を叙された。
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学術界の権威である彼女に、名誉博士号が叙されることになった。
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