表立って
おもてだって
表現
標準
publicly
文例 · 用例
たとえ公然と表立ってそれを指摘し攻撃する人がないとしても、それを審査し及第させた学者達は学界の環視の中に学者としての信用を失墜してしまわねばならないし、その学者の属する学団全体の信用をも害しない訳には行かない。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
ひとたびこれを受けたる者は従前の意志を表立って捨てるか、その地を逃亡するかの二者択一なり。
— THE FIVE ORANGE PIPS 『橙の種五粒』 青空文庫
表立って口にはしてこなかったが、唯一日本だけが守り通してきた世界との壁がDOS/Vによって崩れれば、日本企業は少なくとも当面は大きな打撃を受けるだろう。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
母は気の弱い人だから、心におとよをかわいそうと思いながら、夫のいうことばに表立って逆らうことはできない。
— 伊藤左千夫 『春の潮』 青空文庫
花鳥もなかなかいい女でしたが、何分にも日陰の身の上ですから、自分が表立って働くことは出来ないので、お節を玉に使ってひと仕事することに相談を決めたんです。
— 大阪屋花鳥 『半七捕物帳』 青空文庫
お春の借りは勝負の上の借りですから、表立ってどうこうと言うわけにはいかない性質のものですが、その方を付けて置かないとお春の家へ出這入りが仕にくいことになります。
— 岡本綺堂 『蜘蛛の夢』 青空文庫
昔はこういうのを女仇討と云いましたが、何分にも無証拠ですから、表立ってかれこれ云うことは出来ません。
— 青山の仇討 『半七捕物帳』 青空文庫
」「勝手に書いたとは何を申すぞ、この一|埓、表立って江戸大公儀に聞えなば、家名断絶、秩禄没収は火を睹るより明らかじゃ。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
作例 · 標準
例句