靴直し
くつなおし
名詞
標準
shoe repair
文例 · 用例
」「こないだだって、靴直しに三円持って行って、あれで、一円くらいあまっとる筈だのに自分で取りこんどるんだよ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
シャンティリというのは、もとサン・ドニイ街の靴直しだったが、芝居気違いになり、クレビヨン(5)の悲劇のクセルクセスの役をやって、さんざん悪評を受けたのであった。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『モルグ街の殺人事件』 青空文庫
ところできのうの『ミュゼエ』に出たシャンティリに対する辛辣な悪口のなかで、その風刺家は、靴直しが悲劇を演ずるために名前を変えたことを皮肉にあてつけて、僕たちがよく話していたラテン語の詩句を引用した。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『モルグ街の殺人事件』 青空文庫
君はあのかわいそうな靴直しがやっつけられたことを考えたのだ。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『モルグ街の殺人事件』 青空文庫
耻かしいけれども私はある靴直しの娘と此の変妙な支那人との間に出来た混血児なのである。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
その娘の裾の傍でいつもの靴直しが、もう地べたに坐ったまま、靴の裏に歯をあてて食いつくように釘をぎゅうぎゅう抜いていた。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
СССР全経済組織は迅速に社会主義化され、個人営業の手工業者(靴直し屋、裁縫師、理髪など生産手段を自分で持っている職人)までが、集団的生産組合にまとめられつつある。
— 宮本百合子 『モスクワの辻馬車』 青空文庫
「貴様は、靴直しみたいに酔っぱらってるんだな!
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫