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家鳴り

やなり
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
rattling and trembling of a house (traditionally believed to be caused by oni or the deceased)
文例 · 用例
又五分位すると不意に思出したやうに一陣の風がどうつと吹きつけてしばらくは家鳴り震動する、又ぴつたりと止む。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
また五分くらいすると不意に思い出したように一陣の風がどうっと吹きつけてしばらくは家鳴り震動する、またぴたりと止む、するとまた雨の音と川瀬のせせらぎとが新たな感覚をもって枕に迫って来る。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
自分も相当の好きらしく時々寺銭を賭っているそうなが、不思議な事にこの坊主を負かすと間もなく、御本堂がユサユサと家鳴り震動して天井から砂が降ったり、軒の瓦が辷ったりする。
夢野久作 名娼満月 青空文庫
「また僕のクシヤミといふのが――」 とYは説明しかけると慌てゝ横を向いたかと思ふと、家鳴り振動するほど素晴らしいクシヤミを放つた。
牧野信一 ブロンズまで 青空文庫
ともかく、それは、男も男、たしかめるまでもなく度えらい男の、濁りを湛へたばすであると思ふと――私は何といふこともなしに吻つとして、著たまゝ寝てゐた著物の兵古帯などを締め直してゐると、間断なく鼾声と寝言が入れ交つてゐたが、寝返りを打つ拍子に彼は、家鳴りをたてゝ力一杯側らの壁を蹴つた。
牧野信一 心象風景 青空文庫
そして、深夜になると突然凄まじい家鳴りが起つたので、宿の主がその寝室に来て見ると、彼は寝台の傍らに俯向に伏して、悪魔のために絞殺されてゐた。
牧野信一 痴酔記 青空文庫
私は、鷲掴みにして、口をおさへてしまはうとして、飛びかゝつたが、思はず脚を滑らすと、家鳴りをたてゝ梯子段を滑り落ちた。
牧野信一 泉岳寺附近 青空文庫
ガスタンクの爆発と十二階が倒れるような音響と家鳴り振動。
海野十三 放送された遺言 青空文庫
作例 · 標準
夜中に突然の家鳴りに、思わず飛び起きてしまった。
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古い木造の家なので、風が強い日は家鳴りが頻繁にする。
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祖母は家鳴りを、昔から家に住み着いている精霊の仕業だと信じていた。
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