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名詞
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標準
文例 · 用例
現に、「蚊」のごと一音の語が、今日の近地方の方言におけるごとく「カア」と長音に発音せられたことは奈良朝の文献に証拠がある。
橋本進吉 国語音韻の変遷 青空文庫
しかし、これは、近から九州まで日本西部の音であって、関東ではその当時も今日の東京語と同じく「セ」「ゼ」をsezeと発音した。
橋本進吉 国語音韻の変遷 青空文庫
地方等で「狐があたんする」と言いますが、この「あたんする」は復讐するということであります。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
因に、こうした景趣の村は関西地方に多く、奈良、京都の近でよく見かける。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
廿日、辛卯、南京十五大寺に於て、衆僧を供養し、非人に施行有る可の由、将軍家年来の御素願なり、今日京内の御家人等に仰せらると云々。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
この災害のあとで、「班幣内諸神、祈止風雨」あるいは「向柏原山陵、申謝風水之※」といったようなその時代としては適当な防止策が行われ、また最も甚だしく風水害を被った三千百五十九家のために「開倉廩賑給之」という応急善後策も施されている。
寺田寅彦 颱風雑俎 青空文庫
その語る言葉は、日本語にちがいなく、内、山陰、西南海道の方言がまじっていて聞とりがたいところもあったけれど、かねて思いはかっていたよりは了解がやさしいのであった。
太宰治 地球図 青空文庫
小町は近在住の小野家一族中に姫として出生し、直ちに宮中へ仕へたといふ説と、飽くまで伝説通り、良真が出羽守として赴任中妾腹に生れ、後京都に上つたといふ説とである。
岡本かの子 小町の芍薬 青空文庫