火ぶくれ
ひぶくれ
名詞
標準
blister (due to a burn)
文例 · 用例
それは、おまえさんの手をひどく刺して、火ぶくれにするほど痛かろうけれど、がまんして摘みとらなければならないだよ。
— DE VILDE SVANER 『野のはくちょう』 青空文庫
手、足、顔、耳、鼻、首筋、外へ出ている部分は、端から端まで火ぶくれとなって、一面にやけどをしているのです。
— 子持ちすずり 『右門捕物帖』 青空文庫
しかし、不思議なことには、全身火ぶくれとなって焼けただれているのに、着ている着物には焼け焦げ一つ見えないのでした。
— 子持ちすずり 『右門捕物帖』 青空文庫
銅色に焦げた皮膚に白い薬や、油や、それから焼栗をならべたような火ぶくれがつぶれて、癩病のような恰好になっていた。
— 原民喜 『「屍の街」』 青空文庫
身体じゅう火ぶくれになってかわいそうな死にかたをしました。
— 平林初之輔 『夏の夜の冒険』 青空文庫
子供の不思議な焼死――瓦斯の火で身体じゅうが火ぶくれになるようなことがあるはずはないのだ――それからすぐに母親の家出、しかも、それはまがいもなくあの年の夏だ。
— 平林初之輔 『夏の夜の冒険』 青空文庫
靴の穴が直っていなけりゃ、消毒に行けないし、無理に行こうものなら、穴からイペリットが染みこんで、足の裏が火ぶくれになる。
— 海野十三 『空襲警報』 青空文庫
そうかと思うと、町角に焼けトタン板が重ねてあって、その裾から惨死者と見え、火ぶくれになった太い脚がニョッキリ出ていた。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
作例 · 標準
揚げ物をしているときに油が跳ねて、手の甲に痛々しい火ぶくれができてしまった。
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キャンプの焚き火で不注意に網を触り、指に大きな火ぶくれを作った。
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火ぶくれは無理に潰すと細菌感染の恐れがあるため、消毒して保護しておくべきだ。
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