鍔音
つばおと
名詞
標準
sound when stopping the blade of a sword with the guard
文例 · 用例
右門はなつかしむようにややしばしうち見守っていましたが、にんめりとぶきみに微笑しながら、ぱちりと鍔音もろとも鞘へ納めると、例のごとく伝六に早|駕籠を命じて、用意のできるや同時に、先を急ぐもののごとく少年僧黙山を促しながら、自分の駕籠に共乗りさせると、ただちに息づえをあげさせました。
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
是はとばかり眼を閉ぢ、氣を取り直し、鍔音高く刃を鞘に納むれば、跡には燈の影ほの暗く、障子に映る影さびし。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
その拍子に手もとが狂って、思わず鋭い鍔音を響かせてしまったのではございませんか。
— 芥川龍之介 『邪宗門』 青空文庫
パチンと鍔音高く立て、刀を納めた小一郎、「お別れ致す」と云いすてると、町の方へスタスタ歩き出した。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
少し間を置いてパチンと鍔音。
— 国枝史郎 『染吉の朱盆』 青空文庫
祟りのほどがうるさいからなあ」 で、抜いた太刀を鞘へ納め、パチンと鍔音を小高く立てたが、改めて娘の様子を見た。
— 国枝史郎 『血ぬられた懐刀』 青空文庫
ところが辻斬の先生よほどの達人とみえて、男の方はチャリンといふ鍔音をきいたが、首を切られた感じがないし、首も元通り身体の上に乗つかつてゐる。
— 坂口安吾 『五月の詩』 青空文庫
とたんにパチッと鍔音がした。
— 国枝史郎 『善悪両面鼠小僧』 青空文庫
作例 · 標準
「静寂な道場に、竹刀と竹刀がぶつかり合う鈍い鍔音が響き渡る。」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「抜き放つ瞬間の微かな鍔音が、真剣勝負の緊迫感を高めている。」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「彼は相手の攻撃を鍔音一つ立てずに、鮮やかに受け流してみせた。」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview