魂棚
たまだな
名詞
標準
文例 · 用例
消さじと圍ふ魂棚の可懷しき面影に、はら/\と小雨降添ふ袖のあはれも、やがて堪へ難き日盛や、人間は汗に成り、蒟蒻は砂に成り、蠅の音は礫と成る。
— 泉鏡太郎 『五月より』 青空文庫
そうすると盆の魂棚に必ずキキョウ、女郎花等を立てること、これを盆花と称して定まった日に野に出て採って来る習わしがあるのも、同じくまたこの日の神を迎え申す方式であったと見られる。
— 柳田國男 『歳棚に祭る神』 青空文庫
聖霊も露けき蓮の葉笠かな 吾仲 魂棚に供えた蓮の葉を聖霊の笠に見立てたのであろう。
— 柴田宵曲 『古句を観る』 青空文庫
魂棚の灯に真青な蓮の葉を見て、これを笠に戴く聖霊の姿を漠然と感じているのである。
— 柴田宵曲 『古句を観る』 青空文庫