盗掘
とうくつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #42711 · 青空 15 例
標準
illegal digging
文例 · 用例
すると、盗掘をまぬかれたせいか、または特に貴人の墓のせいですか、中から現れたものはピカ一の名品ぞろいでしかも多くが昔のままの姿をそっくり今にとどめていたのです。
— その十八 踊る時計 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
もっとも私はこれも古墳の多い群馬県に三年越し住んでいるのでそう驚きもしなかったが、群馬の古墳が大方盗掘されているのにくらべて、この地のものに盗掘のあとがほとんど見られないということに、この地方の特色を見ないわけにいかなかった。
— 第一回 高千穂に冬雨ふれり≪宮崎県の巻≫ 『安吾新日本風土記』 青空文庫
そのころ山陵というものは葬って一、二年もたたないうちに盗掘されてしまう。
— 第一回 高千穂に冬雨ふれり≪宮崎県の巻≫ 『安吾新日本風土記』 青空文庫
日向の古墳がほとんど盗掘されていないということは、日向が盗人の手のとどかない田舎だからという理由だけではすまされないように思われる。
— 第一回 高千穂に冬雨ふれり≪宮崎県の巻≫ 『安吾新日本風土記』 青空文庫
要するに生活の条件は全国おしなべて同じことなのだが、日向の古墳だけが盗掘されなかったということは、生活の条件をこえた神話の支えがあったということ、私は結局その力を感ぜざるを得なかったのである。
— 第一回 高千穂に冬雨ふれり≪宮崎県の巻≫ 『安吾新日本風土記』 青空文庫
むろん盗掘されていて古墳の台帳みたいなものにも盗掘ずみと記録のあるものではあったが、ともかく古墳をくずすわけにはいかないし、七ツの古墳にかこまれてデコボコの中にイオリをつくっても心気爽快になりそうもないからそこへ移住することはとりやめにしたのである。
— 第一回 高千穂に冬雨ふれり≪宮崎県の巻≫ 『安吾新日本風土記』 青空文庫
そして住民の多くはあまり自分の土地を知らないし、多少心得のある百姓たちがさかんに盗掘するのである。
— 第一回 高千穂に冬雨ふれり≪宮崎県の巻≫ 『安吾新日本風土記』 青空文庫
この多数の古墳の大部分はすでに発掘されているらしいのであるが、特におもしろかったのはある有名な古墳の盗掘の話であった。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
作例 · 標準
古代遺跡での盗掘は、貴重な文化財を失う行為であり許されない。
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警察は、組織的な盗掘グループを摘発したと発表した。
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博物館に展示されているあの古代の宝物は、盗掘によって発見されたらしい。
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ウィキペディア
盗掘(とうくつ)とは、一般に、正当な権利がないにもかかわらず土地(私有地・公有地を問わず)を掘削し、そこから得られた財物(埋蔵物、動植物など)を窃取する行為である。墓を荒らす場合は墓荒らしという。とくに副葬品などは高値で取引されるため、組織での犯罪も多い。
出典: 盗掘 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0