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竜池

りゅうち
名詞
1
標準
文例 · 用例
香以の父|竜池の事に関していた。
森鴎外 細木香以 青空文庫
姓は源、氏は細木、定紋は柊であるが、店の暖簾には一文字の下に三角の鱗形を染めさせるので、一鱗堂と号し、書を作るときは竜池と署し、俳句を吟じては仙塢と云い、狂歌を詠じては桃江園また鶴の門雛亀、後に源僊と云った。
森鴎外 細木香以 青空文庫
竜池は父を伊兵衛と云った。
森鴎外 細木香以 青空文庫
伊兵衛は竜池が祖父の番頭であったのを、祖父が人物を見込んで養子にした。
森鴎外 細木香以 青空文庫
伊兵衛は七十歳近くなって、竜池に店を譲って隠居し、山城河岸の家の奥二階に住んでいた。
森鴎外 細木香以 青空文庫
二 竜池は家を継いでから酒店を閉じて、二三の諸侯の用達を専業とした。
森鴎外 細木香以 青空文庫
文政の初年には竜池が家に、父母伊兵衛夫婦が存命していて、そこへ子婦某氏が来ていた。
森鴎外 細木香以 青空文庫
竜池は金兵衛以下数人の手代を諸家へ用聞に遣り、三日式日には自身も邸々を挨拶に廻った。
森鴎外 細木香以 青空文庫