貯備
貯備
名詞
標準
文例 · 用例
そのほか、将門の前を阻めたり、敵対したりした郷吏の小やしきだの、社家だの、民家だの、貯備倉だの、焼きたてた数はかず知れなかった。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
けれど貯備の食糧がそろそろ底をつきかけておりまするで」「穀類か、まず」「稗、粟、米、どれもいくらの余裕もありませぬが、わけて塩倉の塩もはや……」「調べたのか」「は」 と、了現はさっそく、ふところ覚えを、よろいの袖から取り出して、およその数量を正成へ※いていた。
— 千早帖 『私本太平記』 青空文庫
もちろん、それいぜんから、山上にはあらゆる貯備に努めてはいた。
— 千早帖 『私本太平記』 青空文庫
一ノ谷には、馬糧や兵糧の貯備倉ぐらいはあったかもしれない。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫