尼削ぎ
あまそぎ
名詞
標準
文例 · 用例
そよやむかし乙姫がほまれの氏を厭ひて、尼そぎ艶なる御寺ごもり、御燈ささぐる夜な夜な、物忌守りし和魂の化生か、翡翠|人氣見ては、知らず顏の面もちに、など然は素氣なく暗に去るや。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
髮を切つて尼そぎにした女は、其も二三度は見かけたことはあつたが、剃髮した尼には會うたことのない姫であつた。
— 釋迢空 『死者の書』 青空文庫
髪を尼そぎ程に頸の辺りで切放してあるのは何処の踊子もして居ることであるが、こんな房々とした厚い黒い毛を持つたのは珍しい。
— 與謝野晶子 『午後』 青空文庫
髪を切つて尼そぎにした女は、其も二三度は見かけたこともあつたが、剃髪した尼を見たことのない姫であつた。
— ――初稿版―― 『死者の書』 青空文庫
髪を切つて尼そぎにした女は、其も二三度は見かけたことはあつたが、剃髪した尼には会うたことのない姫であつた。
— 折口信夫 『死者の書』 青空文庫
髪を切って尼そぎにした女は、其も二三度は見かけたことはあったが、剃髪した尼には会うたことのない姫であった。
— 折口信夫 『死者の書』 青空文庫
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尼削ぎ(尼削、あまそぎ)とは、現在のセミロングにあたる平安時代の髪型。子供に用いる場合はうない(髫、髫髪)、振り分け髪(振分け髪、振分髪、ふりわけがみ)ともいう。尼や少女が髪を肩の辺りで切りそろえることも尼削ぎという。また禿(かぶろ、かむろ)ともいう。
出典: 尼削ぎ — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0