大出来
おおでき
名詞
標準
well-made
文例 · 用例
佐野次郎にしちゃ大出来だ。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
こっちは踊りの師匠ですから、身振りや仮声も巧かったんでしょう、なんだか仔細らしく物すごく持ち掛けて、まんまと首尾よくその鯉をまきあげて行ったのには、芝居ならばこのところ大出来大出来というところかも知れません」「いや、わかりました。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
それは明治八年の春、はじめて守田座で上演されたもので、彦三郎の越前守、左団次の伊賀之助、菊五郎の天一坊、いずれも役者ぞろいの大出来であったなどと話した。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
せいぜい徐州か臨城まで押しかけて来れば大出来だ、と高をくゝっていた北伐軍が、もう袞州を陥れ、泰安へ迫っていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
このところ両天狗大出来大出来。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
ここいらじゃあ尾鰭を振って、肩肱を怒らしそうな年上なのを二人まで、手もなく追帰したなあ大出来だ、ちょいと煽いでやりたいわねえ、滝さんお手柄。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
しかる後二人計略|合期して泰助をして奇功を奏せしめたる、この処得右衛門大出来というべし。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
助けて働く面々も、すぐり抜きたる連中が腕に縒否|襷を懸けて、車輪になりて立廻るは、ここ二番目の世話舞台、三階|総出大出来なり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
作例 · 標準
例句