今日も今日とて
きょうもきょうとて
表現
標準
the same as always
文例 · 用例
今日も今日とて、かんしやくもちの振られ男がそこいらに。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
……妾はそんなにまでして苦心しいしい、お二人のお留守番をして、お帰りになるのを今か今かと待ちながら、この一年を過したのですが、今日も今日とてツイ今しがた、買物に行って帰って来ますと、この室に物音がします。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
」 今日も今日とて案じ顔に、座間の胸のボタンをいじりながらマヌエラが、やさしい上目使いをして訊ねた。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
今日も今日とて裏庭へ出て、目指す的と捲藁を狙ッて矢数幾十本かを試したので、少し疲れを覚えて来たゆえ、しばし一息を入れていると冷や冷やとして心地よい朝風が汗ばんで来た貌や、体や、力の張ッて来た右の腕へひやりひやりと当るのが実に心持のよいことであッた。
— 矢崎嵯峨の舎 『初恋』 青空文庫
今日も今日とて、チャンウーが、店さきに坐って、スッパスッパと水煙管を吸っていた。
— 海野十三 『少年探偵長』 青空文庫
それはさておき、今日も今日とて、見舞いにきてくれた五少年をあつめて、戸倉老人が楽しそうに昔の思い出を語っているところへ、やってきたのが秋吉警部。
— 海野十三 『少年探偵長』 青空文庫
ああ、今日も今日とてそれを思い出して、一日どんなに苦しかったかしれませんわ!
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
きょうもきょうとて鶉坂の老先生の庭で、ちらと見たあの花世にそっくりな輪廓だ。
— 吉川英治 『牢獄の花嫁』 青空文庫