倉渡し
くらわたし
名詞
標準
ex-warehouse
文例 · 用例
「だって女の気じゃあいくらわたしが気さくもんでも、食べるもん無し売るもんなしとなるのが眼に見えてちゃあ心配せずにゃあいられないやネ。
— 幸田露伴 『貧乏』 青空文庫
いくらわたし娘の時から周囲から責められ通しに責められていても、今だに女手一つで二人の妹まで背負って立つ事はできませんからね。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
「そんなことはいくらわたしでもできませぬ」と、言いますと、役人は、「庭の石を一つ貸しておくから、その上に座ってとくと考え直してみろ」と言って着物をすっかりはぎとり玉はずかしい乙女の肌をいやらしい視線の的にさらさせました。
— 永井隆 『ロザリオの鎖』 青空文庫
「いくらわたしがばかだからって茶屋女|風情がこうしてあなたというおりっぱなお武家の、奥様で候の、奥方でござりますのと、まあ、言っていられるだけで見つけものだってことは、これでもお艶はよウく知っているつもりでございますよ。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
「わたしが、とじこもって、あれこれ考えてるまに……」「いくらわたしだって、まさか、何一つしらないで行くわけにも行かないじゃないか、ぶこちゃんだって買えばいいのさ、どっさり積んであるよ、東京堂に」 ウメ子が、その言葉に注意をひかれていくらかためらいながら、「――どっかへいらっしゃるんですか?
— 宮本百合子 『二つの庭』 青空文庫
もしあなたが望むのなら、いくらわたしは悲しくても、ここにひとりで残りますわ。
— DAS SCHLOSS 『城』 青空文庫
番頭さんはいつも仏頂面していなさるし、お客様は一向構ってくれないし、これじゃいくらわたしだって活溌になり得るはずがない。
— 魯迅 『孔乙己』 青空文庫
――(b)わたしの国では「だれそれは全く分別を持たない」という場合に、「あいつはまるで記憶をもたない」と言う習わしなので、いくらわたしが記憶の不足を嘆いても、皆がそれを本気にしてくれない。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
作例 · 標準
この取引は倉渡し条件なので、買い手が指定の倉庫まで商品を引き取りに行かなければならない。
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倉渡しの価格には運送料が含まれていないため、見積書を作成する際には注意が必要だ。
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「商品はすでに準備できていますので、明日以降の倉渡しでお願いします」と担当から連絡が入った。
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