追われる身
おわれるみ
表現名詞
標準
wanted person
文例 · 用例
人々が思わず望郷に誘われれば、追われる身に一時忘れていた悲しみが俄かに湧き起る。
— 第八巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
追われる身の宮は踏みなれぬ夜の山路をひたすら急いだ。
— 第四巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
「かつて、はなやかなりし彼等も今や追われる身の上となったのであります」 私は暗い観覧席で苦笑いをうかべた。
— 尾崎士郎 『親馬鹿入堂記』 青空文庫
百五十三 七兵衛がハッと気を廻したのは、我ながら抜かったり、鬼に喰われることばっかり考えて、人に追われる身を考えなかった。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
ジムは山賊の頭目、本国から追われる身の英国人、つまり英国で逮捕令状が出ている。
— REAL DRAMAS 『真劇シリーズ』 青空文庫
こういう騒がしい時勢であり、私は追われる身の一所不住というありさまですから、あるいはお手に届かないかもしれません。
— 山本周五郎 『失蝶記』 青空文庫
――追われる身には何よりの贈物である。
— 山本周五郎 『お美津簪』 青空文庫
半之助は自分のたちばに気づいた、追われる身であり、禁断の場所にいるということに。
— 山本周五郎 『山彦乙女』 青空文庫