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檐下

檐下
名詞
1
標準
文例 · 用例
檐下の黒いものは、身の丈三之助の約三倍、朦朧として頭の円い、袖の平たい、入道であった。
泉鏡花 海異記 青空文庫
電燈のついたばかりの、町店が、一軒、檐下のごく端近で、大蜃の吹出したような、湯気をむらむらと立てると、蒸籠から簀の子へぶちまけました、うまそうな、饅頭と、真黄色な?
泉鏡花 菊あわせ 青空文庫
この時酒屋の檐下より婀娜たる婦人立出でたり。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
檐下に、白と茶の大きな斑犬が一頭、ぐたりと寝ていました。
泉鏡花 露萩 青空文庫
寺の内外に満ちていた人民は騒ぎ立って、檐下木蔭に走り寄ろうとする。
森鴎外 堺事件 青空文庫
「そんなこといはねえで幾つでも取つて置けよ、癒り際が氣を附けねえぢやえかねえもんだから」勘次は漬菜の手を放して檐下へ來た。
長塚節 青空文庫
彼は既に巡査の檐下に立つてるのを見て悚然とした。
長塚節 青空文庫
明くる朝になって見ると、彼が立っていた所には、二、三羽の鵝鳥や鴨が檐下に投げ落されていた。
閲微草堂筆記(清) 中国怪奇小説集 青空文庫