床上げ
とこあげ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
recovery from an illness
文例 · 用例
体にも障らなかったといって、今夜ねえ、床上げやら、何やらで、内の姐さんが赤飯を炊いてくれました。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
床上げをした日に、お互いに容貌を見合って、年齢をくらべてみましたが、何方もめっきり老けたようでした。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『二人の母親』 青空文庫
だがちっとは長びくだろうし、床上げの時分は暑かろうな。
— 芥川龍之介 『お律と子等と』 青空文庫
主人は其夜、風邪の直らぬのも気にしないで床上げをして『若芽が出たのぢや。
— 島田清次郎 『若芽』 青空文庫
お前が止めなければもう床上げをしようと思うくらいだよ。
— 倉田百三 『出家とその弟子』 青空文庫
その中にも十一日の日附の細君の葉書が混つてゐたが、それには、此月中に床上げが出來るかどうかわからないが、落付いては來たから安心してくれ――と云つた調子で、却つて自分の病氣のことを心配してくれて大事にするやうにと、書いてあつた。
— 葛西善藏 『湖畔手記』 青空文庫
種痘はペン先の古きを砥いで之を行ひ、注射の針は八回に及ぶも之を替へず、下痢止めには懐炉灰を飲ませ、細君のお産は三日目に床上げをさせるのである。
— 岸田國士 『風邪一束』 青空文庫
産科医は、当惑げに、産婦の経過から云へば、もう今日明日にも床上げをさせなければ、婦人科的に見て余病を起す惧れが多分にあるのだがと、説明した。
— 岸田國士 『空地利用』 青空文庫
作例 · 標準
病状が安定し、ようやく床上げの日を迎えられたことに家族一同安堵している。
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長い入院生活だったが、床上げしてからはリハビリに精を出す毎日だ。
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叔父の床上げ祝いに、何か体に優しい食べ物を持っていこうと考えている。
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