つもりで言う
つもりでいう
表現動詞-五段-ウ行
標準
to mean
文例 · 用例
「やれやれ、するとこの秋には、危くお骨にされるところだったんだね」 私は勿論、冗談のつもりで言う。
— 外村繁 『澪標』 青空文庫
もっとも、これは木米が一通り以上に学問を有して、所謂学者肌でいたということ、その仕事にまたそれだけ特別の高い見識と器量を持っていたということ、その他、いろいろの意味に於て、その人をより立派にすべく、この場合、泥だらけの轆轤仕事から救い出したつもりで言うのかも知れぬ。
— 北大路魯山人 『古器観道楽』 青空文庫
それなら私も職でも見つかればあなたの下宿へ厄介になりたいと冗談のつもりでいうと、それでは自分のこれから行く親戚へ自分といってそこの仕事を手伝わないかとすすめてくれた。
— 横光利一 『機械』 青空文庫
「今日は、フェリシテ」「今日は、ムッシュウ」「あなたは僕を覚えているでしょう」「ええええ」 彼女は単にお愛嬌のつもりでいうと、男はすぐにつけ加えた。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『フェリシテ』 青空文庫
……ねえ、あたし、ご恩返しのつもりでいうんですから、どうかそう思ってちょうだい。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
「もし察したつもりでいうならば、それを踏むことをしいられ、踏まねば殺される切支丹の方のことを思うがいい。
— ――一名南蛮鋳物師の死―― 『青銅の基督』 青空文庫
「君、拙者は君を侮辱するつもりでいうんじゃないよ、他人を侮辱するには自分の現在というものが、ごらんの通りあまりに貧弱だ。
— 無明の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
一体あれ誰のつもりでいうてなはったん?
— 谷崎潤一郎 『卍(まんじ)』 青空文庫