霊山
れいざん
名詞
標準
sacred mountain
文例 · 用例
霊山の雲霧のごとく立昇る湯気の中に、玲瓏玉を溶かせるごとき霊泉の中に紅白の蓮華が一時に咲き満ちたような感じがしたのであった。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
(昭和三年十一月『霊山美術』)
— 寺田寅彦 『二科狂想行進曲』 青空文庫
(昭和二年十一月、霊山美術)
— 寺田寅彦 『昭和二年の二科会と美術院』 青空文庫
霊山に撞く寺の鐘、丑満時を報げ来して、天地|寂然として、室内陰々たり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
という後につき季武は、「今しがた霊山の子刻を打った、これから先が妖物の夜世界よ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
……これは、北陸道無双の霊山、白山、剣ヶ峰千蛇ヶ池の御公達より、当国、三国ヶ岳夜叉ヶ池の姫君へ、文づかいに参るものじゃ。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
神聖に云えば霊山における電光です。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
碧水金砂、昼の趣とは違って、霊山ヶ|崎の突端と小坪の浜でおしまわした遠浅は、暗黒の色を帯び、伊豆の七島も見ゆるという蒼海原は、ささ濁に濁って、果なくおっかぶさったように堆い水面は、おなじ色に空に連って居る。
— 泉鏡花 『星あかり』 青空文庫
作例 · 標準
古来より、その山は修験者たちが厳しい修行を積む霊山として知られている。
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彼は日本各地の霊山を巡る旅を続け、その記録を写真集として出版した。
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霧に包まれた霊山の頂に立つと、俗世から切り離されたような荘厳な気持ちになる。
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