腹ばい
はらばい
名詞
標準
lying on one's belly
文例 · 用例
はっと鯰入とともに泳ぐ形に腹ばいになる。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
屋根が地面についていて、そのうえ、入り口がたいへん低かったので、家の人たちは、腹ばいになって、出入りしなければなりませんでした。
— ――七つのお話からできている物語―― 『雪の女王』 青空文庫
煙出し人形が、さっそく、テーブルのはしまでかけていって、腹ばいになって、引出しをほんのちょっとあけました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『イーダちゃんのお花』 青空文庫
……そうして彼女を無事に逃がして遣りたいというような願望を、夢うつつのように抱きながら一所懸命の思いで腹ばいに起き直った。
— 夢野久作 『童貞』 青空文庫
二人はかわりばんこに、泉のふちの、しだやぜんまいの上に両手をつき、腹ばいになり、つめたい水の匂いをかぎながら、鹿のように水をのみました。
— 新美南吉 『牛をつないだ椿の木』 青空文庫
」 兵児帯のまま腹ばいになって、夜具の裾の方に投げ出してあったハンドバッグを、素足の先につまんで、ひょいと肩越しに枕元へほうり上げ、その中から煙草を取り出すと、「火貸してちょう……。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
昭和十五年の五月、私が麹町の武田さんの家をはじめて訪問した時、二階の八畳の部屋の片隅に蒲団を引きっぱなして、枕の上に大きな顎をのせて腹ばいのまま仕事していた武田さんはむっくり起き上って、机のうしろに坐ると、「いつ大阪から来たの?
— 織田作之助 『四月馬鹿』 青空文庫
夜、彼女がパトロンと一緒にいる光景がちらついて、眠れず、机の上に腹ばいになって、煙草ばかし吸った。
— 織田作之助 『中毒』 青空文庫
作例 · 標準
赤ちゃんが初めて腹ばいで移動した時、家族から歓声が上がった。
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兵士は敵に見つからないよう、腹ばいになって慎重に進んだ。
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読書のために、彼はソファで腹ばいになった。
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