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禁圧

きんあつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
suppression
文例 · 用例
なかんずくヘルンを最も悲しませたのは、盆踊等の農村行事や風俗やが、明治政府によって禁圧されたことから、自然に衰褪して来ることだった。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
だが、困った事には、怨霊の手段としての、言論や文字や、棍棒は禁圧が出来たが、怨霊そのものについては?
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
だが昔の学生や青年らは、全くその青春時代を禁圧されてた。
萩原朔太郎 老年と人生 青空文庫
それを塞き止めてみたり、のみならず、いわくあり気な禁圧の形式までわざとらしく間に挟みます。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
この事は距てられた男女の間に秘楽でもあるらしく思い潜ます作法を起して、結局は禁圧の効を奏するにしろ、途中の一ときは逆結果を醸すために、却って男女を悩ましやしませんかしらん。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
先生はそれに禁圧の堰を伏せて本能の流勢を盛り上らせます。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
しかも結局のところ禁圧してしまって、そこに無理に作った遣瀬無い思いや不如意の果敢なさを、今度は常情以上の悲痛な液汁にして、まるで酢を好む人のようにも先生は貪り啜ったのかも知れません。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
淫事、賭博等は、人の性質によっては殊に之を好む者もあるが、如何に生まれつきの性格だといっても之を気ままにすれば気は耗って、気は乱れるから、節制し禁圧しなければならないのは勿論である。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫