瞿麦
くばく
名詞
標準
文例 · 用例
三十六 軒の柳、出窓の瞿麦、お夏の柳屋は路地の角で、人形町|通のとある裏町。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
」詩は梅を詠ずる作と瞿麦を詠ずる作との間に介まつてゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
蘭軒の集に此家の瞿麦と菊との詩がある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
「真野松宇宅集、園中瞿麦花盛開、云是先人竹亭先生遺愛之種、因賦一絶為贈。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
」所謂七種は胡枝花、芒、葛、敗醤花、蘭草、牽牛花及|瞿麦である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
左右|瞿麦百合の二花紅白粧点す。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
石竹はもと瞿麦と別たず、日本でも撫子、又は常夏は撫子属の諸種の総称だつたが、後には花びらの歯が細く裂けたを瞿麦、和名ナデシコ又、常夏、細く裂けぬを石竹と日本で定めた。
— 南方熊楠 『きのふけふの草花』 青空文庫
熊楠按ずるに、菅公の知人嶋田忠臣が禁中の瞿麦花を詠んだ詩が二つある。
— 南方熊楠 『きのふけふの草花』 青空文庫