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肌寒

はださむ
名詞
1
標準
chill (esp. in autumn)
文例 · 用例
共に冬の日の薄ら日和を感じさせ、人生への肌寒い侘びを思わせる。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
空よく晴れて朝風やゝ肌寒く露の小萩のみだれを吹いて葉鶏頭の色鮮やかに穂先おおかた黄ばみたる田面を見渡す。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
それはもう八月の末で、夏の日の短い北國の自然はいつとなく寂しく秋めいて、海から吹き流れてくる風も冷冷と肌寒かつた。
南部修太郎 處女作の思ひ出 青空文庫
暫く銀座通を散歩したが、冷冷とした夜氣の肌寒さに不安を感じて佐佐木と別れ八時過ぎ歸宅。
南部修太郎 日曜日から日曜日まで 青空文庫
列車が上諏訪に近づいたころには、すっかり暗くなっていて、やがて南側に、湖が、――むかしの鏡のように白々と冷くひろがり、たったいま結氷から解けたみたいで、鈍く光って肌寒く、岸のすすきの叢も枯れたままに黒く立って動かず、荒涼悲惨の風景であった。
太宰治 八十八夜 青空文庫
肌寒いほどであった。
―伊馬鵜平君に与える― 畜犬談 青空文庫
浪の音は耳|馴れても、磯近へ舳が廻って、松の風に揺り起され、肌寒うなって目を覚ましますと、そのお前様……体裁。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
有明月の肌寒い光が身にも心にも沁み入って、おもいでは果もなくひろがる、果もない空のように。
種田山頭火 草と虫とそして 青空文庫
作例 · 標準
秋の夜は肌寒を感じる。
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急な肌寒に、思わず上着を羽織った。
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窓を開けると、肌寒が部屋に入ってきた。
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